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社内取り組みのご紹介~社内研修:プロジェクト発表会~

社内取り組みのご紹介~社内研修:プロジェクト発表会~

2023/08/04

はじめに

今回はこれまでから少し趣向を変えて、当社社内の取り組みの1つである、社内研修のプロジェクト発表会のご紹介を行いたいと思います。

 

プロジェクト発表会とは

スタッフクラスの方1人1人がそれぞれ「自分が取り組んでいるプロジェクトについて、他の社員に理解してもらう」ことを命題に発表・プレゼンします。

当社のカフェスペースにある大型スクリーンに資料を投影し、一部プロジェクト都合等で当日現地参加できない方とはTeamsによるリモート接続も併用しながら実施します。

1人当たりの持ち時間は質疑応答も含め約30分。

資料の構成・展開や発表の仕方については発表者当人に任せ、上長のレビュー等のコンサルティング経験者による手直しはあえて行いません。

 

プロジェクト発表会で行うこととその狙い

プロジェクト発表会における発表者は、大きく発表資料の作成と発表/プレゼンの2つを行います。

プロジェクトワークでチームメンバー/上司とのコミュニケーションのみではなかなか気づかない、けれど、コンサルティング業務において求められる様々な要素が詰まっているので、それらを経験してもらい、その経験を本業に活かしてもらうことが狙いです。

  • 発表資料の作成
    • 何を行うか
      学生やコンサル未経験者ではなかなか機会のない、パワーポイントによる資料作成を行います。
      自分が取り組んでいるプロジェクトを理解してもらうためには、どのような章立て、ストーリー展開が良いかの検討から始まり、実際にビジュアル化も含めて1~10まで自分で資料化します。
    • 普段の業務では・・・
      特に若手・未経験者が着任するロールでは、本業においては部分的な資料作成に留まったり、全体構成は上長が策定したりすることが多く、日々の業務内では1から資料化する機会はそれほど多くありません。
    • 狙いは・・・
      一言で言えば、パワーポイントによるドキュメンテーションスキルの習得です。
      新卒/IT業界未経験レベルの方はソフトの使い方から始まる方もいますが、コンサルタントの典型的なスライド作成のフォーマット(タイトル・メッセージライン・ボディの構成)や、
      (自分が取り組んでいるプロジェクトを)知らない人に伝えるための構成・ストーリー展開など、本業でもコンサルタントに求められるベーシックスキルとして必要になる要素なので、この取り組みを通じてスキルアップしていってもらいたいと思います。
  • 発表/プレゼン
    • 何を行うか
      自分が作成した資料を基に、他の社員に発表/プレゼンを行います。
      (他の社員は発表者が取り組んでいるプロジェクトに参画しておらず、何ら情報がない中で発表/プレゼンを受けて、不明点や気になることを質問していきます。)
      他の社員からの質疑応答も含め、約30分で行うことが求められます。
    • 普段の業務では・・・
      こちらも特に若手・未経験者が着任するロールでは、本業においては部分的な実施に留まったり、相手がチームメンバーや上長など、いろいろな前提認識を共有できている方々を相手に行うことが多く、全体を意識することや、「どこから、どのように伝えればよいか」を意識する機会はそれほど多くありません。
    • 狙いは・・・
      大きく以下3点です。
      • 「伝える力」の醸成・向上
        (プロジェクトの状況や中身等の)前提を共有していない人へ、自分が取り組んでいるプロジェクトや自分の仕事内容を、限られた時間の中で理解してもらうためには、資料作成もさることながら、発表/プレゼンにおいてどう話すかも重要なファクターになります。
        言ってしまえばこれは「プレゼンテーション(の能力/スキル)」に他なりません。
      • 作成した発表資料に対するセルフフィードバック
        上記「伝える力」の醸成・向上に繋がりますが、質疑応答を通して自分が作成した発表資料に対するブラッシュアップポイントを見出し、本業での資料作りにフィードバックしてもらいたいと思っています。
        「質疑応答が多かったところ≒伝わりにくかった/わからなかったところ」なので、次回以降そういった点を無くしていくにはどう伝えれば良いか、を各々考えてもらい、本業でもそのようなサイクルを繰り返してスキルアップをしてもらいたいと思います。
      • 会議ファシリテーション
        これは2022年末時点ではあまり実現できていないので将来的な展望も含めて、になりますが、「自分が取り組んでいるプロジェクトを理解してもらう」という命題の元、30分をどう使うかも発表者本人に委ねていきたいと思っています。
        これまでは発表/プレゼン→質疑応答という構成が多かったですが、このようにしっかり分けずに、例えば1章ごとに質疑応答の時間を設けるなど、命題を達成するためにどうすればよいかを発表者が1からデザインする場にしていきたいと思っています。

おわりに

プロジェクト発表会は2022年初頭からに開始し、当時在籍していた社員は既に一通り実施しました。

直近では2022年中頃以降に入社された方を対象に第2期プロジェクト発表会を実施しており、今後も新たに入社された方はもちろんですが、前述の狙いは1回きりで完全に達成できるようなものでもなく、初回実施以降にプロジェクトが変わった方もいるので2回目以降の実施も前向きに検討していきたいと思っています。

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