「自分の実力で勝負したい」 大手メーカーからベンチャーコンサルへ飛び込んだ理由
「自分の実力で勝負したい」 大手メーカーからベンチャーコンサルへ飛び込んだ理由
2025/05/21
インタビュアー / Interviewer

堀尾 一成
株式会社 SFIDA X
インタビュイー / Interviewee

三輪 晃士さん
株式会社 バークリーコンサルティング
大手メーカーでの経験とキャリア観

堀尾 一成

三輪 晃士さん
2016年に大手自動車部品メーカーに新卒入社し、約8年間在籍していました。 最初の3年間はハードウェア製品の品質保証を担当。 その後は自動運転ソフトウェアの開発プロジェクトに移り、システム評価やソフト開発に携わりました。 大学では情報系を専攻していたこともあり、本来はソフト系の設計に関わりたいと考えていたのですが、新卒時には希望通りにはならず……。 しかし、3年目に社内異動できる機会があり、自分の専門に近いソフト開発部署へ移ることができました。 そこで自動運転領域におけるソフトウェアの開発に従事したのが前職での主なキャリアです。

堀尾 一成
転職を考えたきっかけは?

三輪 晃士さん
自動運転プロジェクトといっても、私の担当領域は全体のごく一部に過ぎず、想像していたほど華やかでも自由でもない環境だなと感じました。 加えて、大手メーカー特有の「上からの指示に従う」という働き方が浸透していたため、チャレンジングな環境ではなく、昇進に関しても年功序列の文化が根強く残っており、「何年経たないと上がれない」といった慣習がありました。 そうした環境で働いているうちに「自分の実力が正しく評価される場所で成長したい」という思いが強くなり、転職活動を始めました。
ベンチャーのコンサルを選んだ理由

堀尾 一成
コンサルといえば大手ファームを選ぶ方も多いですよね。なぜベンチャーを?

三輪 晃士さん
大手はほとんど検討しませんでした。 というのも、自分としては「成長途上にある企業に飛び込み、一緒に会社を大きくしていく過程を味わいたい」という思いが強かったからです。 大きな組織では、新しいことを始めるにも多くの稟議が必要で、スピード感に欠けると感じていました。 その点、ベンチャーのコンサルであれば、自分の意見やアイデアをスピーディーに形にしやすいですし、組織づくりにも深く関われると考えました。

堀尾 一成
バークリーを選んだ決め手は?

三輪 晃士さん
いくつかベンチャーのコンサルを受けましたが、最終面接でお会いした住田代表の「社員にしっかり還元したい」という価値観に強く共感しました。 経営トップが本気でそう考えている会社はなかなかないですし、だからこそ、そういう会社に貢献したいと思ったんです。 社員の自己投資や挑戦を後押ししてくれる文化がある点も魅力的でしたね。
コンサルの現場で学んだ“伝え方”の重要性

堀尾 一成
実際にコンサルとして入社して半年ほど経ちますが、いかがですか?

三輪 晃士さん
期待通り、非常にチャレンジングな環境だと感じています。 以前は自動車部品メーカーで開発に携わっていましたが、現在のコンサルでは「お客さまが本当に求めているものは何か?」を踏まえて、より上流のフェーズから仕事に携わっています。 プロジェクトマネジメントやスクラムマスターとして、メンバーを巻き込みながらプロジェクトを進めていくのもやりがいがありますね。 特に意識しているのは「簡潔に要点を伝える」ということです。 エンジニア目線だと細かい情報まで伝えがちですが、相手が求めていることを的確に整理して共有することで、お客さまの納得や評価が大きく変わると実感しました。

堀尾 一成
大変だったこと、苦労したことはありますか?

三輪 晃士さん
コンサル特有の言葉遣いや「背景を踏まえた説明の仕方」など、最初は慣れないことが多かったですね。 前職では、詳細をすべて報告した結果、「それで結局、何が言いたいの?」となりがちで……。 今は定例会での資料や報告内容も「相手がどこを気にしているか」を優先して整理するように心がけています。 また、プロジェクト参画メンバーへの研修も率先して行い、その結果、自身だけでなくメンバーの説明力もアップし、クライアントからも評価していただけたのはうれしかったですね。
“やってみればいいじゃん”の文化が、成長を後押しする

堀尾 一成
バークリーの社風やメンバーの印象はいかがですか?

三輪 晃士さん
みんな熱意がある方ばかりで、若いメンバーも多いですね。 面白いのは、「チャレンジしたい」と言えば「じゃあやってみよう」という背中を押してくれる空気感があるところ。 たとえば、社内で組織構築のワーキンググループを立ち上げたり、採用や評価制度をゼロから見直したりと、社員の声をベースにどんどん新しい取り組みが生まれています。 社長が直接ご飯に誘ってくれることも多く、「こんな良い店あるんだ」と驚くことも多いです(笑)。 そこでいろいろなお話を聞くと、自分自身のモチベーションも上がりますし、「いつか自分もこういうお店に気軽に行けるようになりたい」と思います。
今後の目標:「一緒に上場を目指し、笑って振り返りたい」

堀尾 一成
今後、バークリーでどんなことを実現したいですか?

三輪 晃士さん
まずは、会社を上場させるという大きな目標に貢献していきたいです。 組織をつくっていく過程に自分も深く関わり、メンバー全員が成長して、結果的に会社が大きくなることを目指しています。 私自身も経験や知見を活かして後輩を育成したり、プロジェクトで得たノウハウを社内に共有したり、そうした“自分だからこそできる価値提供”を広げていきたいです。 最終的には、みんなで「大変だったけど、振り返ったら面白かったよね」と笑えるような会社にしていきたいですね。
メッセージ

三輪 晃士さん
「自分の実力を正当に評価してもらいたい」「裁量権のある環境でチャレンジしたい」と思っている方には、バークリーはピッタリな環境だと思います。 「一部の領域だけではなく、プロジェクトの上流から携わりたい。さらに、社内の組織づくりにも関わりたい」--そんな気持ちがある方と、ぜひ一緒に働いてみたいですね。 もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話ししましょう。 私自身、大手メーカーから来て「もっと早く決断すればよかった!」と感じることが多いですし、同じような希望を持つ方にとっては、大きく成長できる場になるはずです。

まずは簡単にご経歴を教えてください。